防水工事は、建物を保護するために欠かせない工事です。適切な場所に防水工事を施すことで、建物のコンディションを長く良い状態に保つことができます。ここでは、防水工事が必要とされる理由や、工事を実施した方が良い場所などについて解説します。
雨漏りの原因となるのは、建物の老朽化だけではありません。近年は建築の多様化が進み、平らな屋根やソーラーパネルなどを設置する建物が増えています。これらの構造が、雨漏りを招いているケースも少なくないのです。
陸屋根と呼ばれる平らな屋根や屋上は勾配がないため水はけが悪く、残った水によって劣化が進んでしまいます。目に見える劣化がある場合や新築から10年以上経過している場合は、防水業者による点検が必要でしょう。
ソーラーパネルを取りつけるのは、防水専門ではなくソーラーパネル専門の業者です。屋根の構造に詳しくないことで、設置工事の際に傷つけてしまう可能性があります。これが原因で、雨漏りが生じることがあります。
外壁は常に風雨に晒されている場所でもあるため、経年によってクラックなどの劣化が生じやすいです。劣化した箇所から雨水が侵入すると建物にダメージを与えるため、新築から8~10年を目途にメンテナンスを実施しましょう。
土壌に含まれる水分の放出や地下水の流入などの影響により、地下室やコンクリート部分は湿気が溜まりやすい場所です。湿気によって防水層が劣化することで、建物にも重大な被害が及ぶ可能性が生じます。
屋根や外壁など防水工事が必要となる場所は屋外が多いため、耐久性の高い防水工事を施していたとしても、経年による劣化を避けることは難しいです。次に、経年劣化を招く外的要因には何があるのか詳しく見ていきましょう。
屋外に面している箇所は、常に紫外線や雨風に晒されているため、経年劣化が避けられません。特に屋上は紫外線による影響が強く、防水層を保護するトップコートの劣化や防水層自体のひび割れなども起きやすいです。
季節や昼夜の温度差によって、防水層が繰り返し膨張したり収縮したりすることで、ひび割れや浮きが生じることがあります。さらに、ひび割れや浮きの範囲が広がると、漏水の被害が建物内部にまで及んでしまうでしょう。
壁に囲まれた場所や平らな場所は、雨や湿気が溜まりやすく、防水層が劣化すると浸水や雨漏りのリスクが高まります。平らな屋根やパラペットのある屋上は特に雨水が貯まりやすく、排水不良や防水材の劣化が進みやすいです。
防水工事は、平らな屋根やソーラーパネルを設置している屋根、外壁、地下室などの場所に特に必要な工事です。これらの場所は、紫外線や雨風、気温など自然現象による影響に常に晒されているため、劣化が進みやすい場所でもあります。
建物だけでなく防水層もこれらの影響を受けて劣化するため、防水工事を一度したら終わりではなく、定期的なメンテナンスも実施しましょう。この際、施工箇所に合わせて適切な防水工事・メンテナンスができる業者を選ぶことが大切です。
工場や施設などの非住宅向け防水工事は、施工場所に適した業者を選ぶことが大切です。施工場所によって適切な工法や防水材が異なるため、業者の特徴や得意な分野を確認したうえで選びましょう。
当メディアでは、「工場や物流倉庫などの工業施設」「学校や共用スペースなどの公共施設」「橋梁や道路などのインフラ設備」の3つに非住宅を分類し、それぞれおすすめの防水工事業者を紹介しています。
本メディアでは、防水工事が求められる非住宅を『工業施設』『公共施設』『インフラ設備』の3つに分類し、それぞれの施工場所に適した防水工事ができる業者を厳選して紹介します。